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『高濃度ビタミンC点滴』を導入しました2019/09/23(月)

こんにちは院長の木下です。

本日は『高濃度ビタミンC点滴』に関してお話しします。ビタミンCには、メラニン合成抑制作用として、くすみやシミ・肝斑の改善。コラーゲン合成促進として、シワ・たるみの改善。肌の保水力促進や皮脂の過剰分泌抑制(にきび治療)。抗酸化作用による抗老化(アンチエイジング)や生活習慣病予防効果、免疫機能強化作用(風邪予防、疲労回復効果)があります。

そのビタミンCの血中濃度を経口摂取では得られないレベルに高めるのが高濃度ビタミンC点滴です。美容効果や、抗ヒスタミン作用、抗ウイルス作用、がん予防を期待して行なわれる場合、一般的に1回12.5g~25g程度のビタミンCを点滴します。がんの併用療法として行う場合は、50g~100gを推奨します。50g以上の高濃度ビタミンC点滴は、抗がん作用があることが科学的に実証されています。しかし、これだけの血中濃度を通常のサプリメントや飲み薬で摂取する事は、ほとんど不可能なのです。点滴療法を行うことにより、飛躍的に血中濃度を上げる事が可能になるのです。

*注意事項として

◆腎臓機能が低い方や心臓の悪い方(心不全)、脱水症状の方、透析療法を受けている方などには適しておりません。また、糖尿病で自己血糖測定を行っている方は、ビタミンC点滴後に血糖が高く出ることがあります。

◆日本人の約0.1~0.5%においてG6PD活性が低いと疫学調査で報告されており、その方が50g以上の高濃度ビタミンC点滴療法を受けると溶血発作を起こす危険性があります。また、25gを継続的に受ける場合も注意が必要です。25g以上の高濃度ビタミンC点滴療法を希望される場合、事前にG6PD活性を測定する必要があります。

これらの事項を満たしこの度、和順堂苔縄医院では『高濃度ビタミンC点滴』を導入しました。国産のビタミンC注射薬は防腐剤含有のため高濃度ビタミンC点滴療法には使用できず、またビタミンC注射薬は温度変化によって不安定になるため、製造工場からクリニックまでUSP基準(米国薬局法)を満たした2~8℃の冷蔵保管が義務づけられた海外から冷蔵空輸されたビタミンC注射薬を使用しています。

ただ今当院ホームページ準備を進めております。お気軽にご相談いただき、是非とも高濃度ビタミンCの効果をご実感ください。