大腸カメラ Colonoscopy

大腸カメラの検査時間はどのくらいかかりますか?

大腸内視鏡検査は15～20分程度です。ポリープ切除があれば20～30分程度かかります。鎮静剤を用いた大腸内視鏡では、 検査後にリカバリースペースで10～15分程度お休みいただきます。下剤注入法による胃・大腸内視鏡同日検査をご希望の場合は、 鎮静剤を原則2回使用し、安静とトイレの時間がありますので、上記の検査時間の他に、3時間程度院内に滞在していただきます。 鎮静剤が覚めた後には、結果説明や大腸内視鏡検査の開始まで院外で時間を過ごすことも可能です。

大腸カメラの結果を説明されるのはいつですか?

内視鏡検査の結果説明は検査当日に行います。病理組織検査を実施した場合は、約1週間後に病理組織の結果説明を行います。

検診で便潜血検査が２回のうち1回だけ陽性と判定されました。
大腸カメラを受ける必要がありますか？

1回でも便潜血陽性と判定されれば、大腸内視鏡検査を受けていただくことをお勧めします。 しかし便潜血陽性だからと言って、必ず大腸がんや大腸ポリープが見つかるわけではありません。 痔をお持ちの場合も、便潜血陽性と判定されることがあります。 ちなみに便潜血検査が2回とも陰性であったとしても、大腸がんや大腸ポリープがないという証拠にはなりませんので、 便潜血が陰性であっても一度は大腸内視鏡検査を受けることをお勧めいたします。

大腸カメラは痛くて苦しい検査と噂では聞いていますが本当ですか？

一般的に大腸内視鏡検査は「痛くて苦しい検査」というイメージを持たれている方が多いかと思います。 実際に堪え難い痛みを経験され、二度と大腸内視鏡検査を受けたくないと思われた方もいれば、そのような先入観のために、 なかなか検査を受ける気持ちになれない方も多いかと思います。 実際、内視鏡医の技術と、検査がきつくならないための工夫の差によるところが大きいと思います。 当院ではお一人お一人に合った鎮静剤（静脈麻酔）を使用することで、痛くない、苦しくない大腸内視鏡検査を受けていただけます。 当院では「苦しくない無痛内視鏡検査」を行っており、様々な工夫・配慮をしています。 さらにそれぞれの人に合わせた最適な量の鎮静剤を使用しますので、苦痛を感じることなく検査を受けていただくことができます。ぜひ一度ご相談ください。

ポリープが見つかったときには、その場で切除してくれますか？

ポリープの大きさや良性悪性にかかわらず内視鏡を用いてすぐに切除できると判断したポリープにつきましては、同時に治療（ポリープ切除）まで行っています。 内視鏡治療で摘出が可能なものであれば、入院無しで日帰りが可能です。 合併症として、まれに出血の可能性がありますが、ポリープ切除時にクリップという止血器具で止血予防を行います。

大腸ポリープを治療してもらいました。治療後に食事のことや生活の上で注意することはありますか?

基本的には治療後に食事をしていただいて結構です。普段通りの生活を送られてください。 厳しい食事制限や仕事を休まなければならないという制限はありません。 万が一お尻から血が出るときは、再度内視鏡処置が必要となる場合がありますので、ご一報下さい。

排便するときに血が混じります。痔と思いますが大腸カメラを受けた方がよいですか？

血便（排便時出血）は重要な症状です。 大腸がんや大きな大腸ポリープから出血している可能性があります。痔だと思っていたら大腸がんだったということは多々ありますので、 是非とも大腸内視鏡検査を受けていただくことをお勧めします。

昔から便秘で困っています。大腸カメラを受ける必要がありますか?

便秘は大腸がんの症状でもあります。実際、便秘の方に大腸ポリープが見つかることも多いです。 一度、大腸内視鏡を受けていただくことをお勧めします。

大腸カメラの事前予約はできますか？

原則として、大腸内視鏡検査は完全予約制となります。 内視鏡予約前の事前受診をお願いします。内服薬やお体の状態を確認します。 事前診察の後、大腸内視鏡検査の予約を行います。 なお、下血などの症状のある方や急を要すると判断された方に関しましては、当日検査を行うこともありますので、なるべく食事を抜いてご来院ください。

大腸カメラが終わってから、自動車を運転することはできますか？

鎮静剤を使用しない場合は、車やバイクでのご来院や検査後の運転は問題ありません。 鎮静剤を使った大腸内視鏡検査では、検査後は終日、車やバイクなどの運転は原則禁止させていただいております。